冬になると、猫が小刻みに震えているように見えて不安になる飼い主さんは多いものです。
「寒いの?」「どこか痛いの?」「病気?」と心配になりますよね。
猫の震えには 寒さ以外にも複数の原因 があり、適切な原因を見極めることで正しい対策をとることができます。
この記事では、
- 猫が震える原因(寒さ+その他の要因)
- 危険な震えの見分け方
- すぐにできる寒さ対策
- 病気やストレスが原因のときの対処法
まで詳しく解説します。
■ 猫が震えるのは寒いだけじゃない!4つの原因
猫が震える理由は大きく4種類に分けられます。
原因によって対策もまったく異なるため、ひとつずつ確認していきましょう。
① 寒さ(低体温)による震え
最も多いのが 寒さで体温が下がり、震えて体温を維持しようとしている場合 です。
特に次の猫は冷えやすく、震えやすくなります。
- 子猫・シニア猫
- 短毛種
- 痩せている猫
- 体調を崩している猫
寒さによる震えの特徴
- 丸く縮こまっている
- 耳や肉球が冷たい
- 温かい場所を探して回る
- 室温が15℃以下
これらに当てはまる場合は、まず寒さを疑いましょう。
② 病気・体調不良による震え
寒くない環境でも震えている場合は 病気が原因の可能性が高い です。
考えられる病気は以下の通り。
- 発熱(普段より熱い)
- 関節炎や怪我などの痛みで動かない
- 低血糖(子猫・痩せ型に多い)
- 腎臓病
- 心臓の病気
- 内臓疾患
- 中毒(玉ねぎ・ユリ・薬などの誤食)
病気の場合の特徴
- 元気がない
- 動かない
- 食欲が落ちる
- 呼吸が荒い
- 痛がって触られるのを嫌がる
- 震えが長時間続く
病気が疑われる場合は分かった時点で早めに動物病院へ。震え出した前後に何があったかを整理して伝えましょう。
③ ストレスや恐怖による震え
猫はストレスを受けると震えることがあります。
例えば、
- 大きな音(雷・工事音)
- 来客や他の動物
- 引っ越しや環境の変化
- 車での移動
- 病院に行った後
精神的ストレスで身体が反応して震えます。一時的な場合と、しばらく引きずる場合があります。
④ 興奮・夢見による一時的な震え
睡眠中にピクピク震えるのは夢を見ているだけで正常。
また、遊んだ直後に興奮して震えることもあります。
この場合は一過性で、数分で自然におさまります。
■ 寒さが原因の震えとその他の震えの見分け方
原因を間違えると対処が遅れてしまうので、以下のポイントを確認しましょう。
✔ 室温が18℃以下 → 寒さの可能性大
猫は20〜24℃が快適な温度です。
15℃以下では震えが出やすくなります。寒がりな子は18℃以下でも出る場合があります。震えの症状の切り分けとしてまずは温度を疑いましょう。
✔ 手足・肉球・耳が冷たい → 寒さ
体の末端が冷えていると低体温を疑います。
✔ 温かい場所に移動する → 寒さ
ヒーター・こたつ・日向などに寄るのはサイン。症状が落ち着いたらサーキュレーターなどを使用し、全体的に部屋を温めましょう。
おすすめのサーキュレーターはこちら(分解して清掃が可能です)
✔ 元気・食欲がない → 病気の可能性
寒さ以外の原因を優先的にチェック。発熱がないかで、まずは見分けましょう
✔ 震えが長時間続く → 危険
寒さによる震えは温めれば早めに落ち着きます。
暖かくしても1時間以上長引く場合は病気の疑いがあります。
■ 寒さが原因のときの対策
猫が寒さで震えている場合は、次の対策で改善できます。
① 室温を20〜23℃に保つ(最重要)
猫の適温は 20〜23℃ とかなり暖かめ。
冬は24時間エアコンをつけっぱなしでOKです。
② 寝床を“床から浮かせる”
床は非常に冷えるので、
- ペットベッド
- 厚めのマット
- 低い棚の上
など、1段高い位置に寝床を置くと冷えにくくなります。
③ 毛布・ブランケットを猫好みに調整
猫には素材の好みがあります。毛布などを猫好みに変更して温まってもらいましょう。
おすすめ素材
- フリース
- マイクロファイバー
- ふわふわ綿素材
嫌がりやすい素材
- 静電気が起きやすい生地
- ゴワつくウール
- 匂いの強い合成繊維
素材を変えるだけで温まることができ、震えが止まることもあります。
④ 部分的に暖房を設置する
猫が自分で温度調整できるように
- ペットヒーター
- ホットカーペット
- 湯たんぽ
を“逃げ場”のあるレイアウトで設置します。
⑤ 冷気対策をする
窓際やドアの隙間風は猫の体温を奪います。
- カーテンを厚手にする
- 窓に断熱シートを貼る
- ケージは風の来ない場所に置く
これだけでも部屋が暖まり震えが止まることがあります。
■ 病気やストレスが原因のときの対策
寒さ以外が原因かもしれないと感じたら、以下の対処を行いましょう。
① まずは静かな環境を作る(ストレス対策)
- 大きな音のする部屋を避ける
- 来客が続く日は別室に避難させる
- 高い所や隠れられる場所を用意する
ストレスが原因の震えは、環境改善で落ち着くことが多いです。
② 食欲・元気をチェックする
病気が原因なら食欲や行動に変化が出やすいので、
- 食べる量
- 水を飲む量
- トイレの状態
- 歩き方
- 鳴き方
を観察しましょう。
少しでも異変を感じたら受診の判断材料になります。
③ “危険な震え”の場合はすぐに病院へ
以下の状態がある場合、重度の体調不良の可能性が高いため早期受診が必要です。
- 温めても震えが止まらない
- ぐったりしている
- 呼吸が苦しそう
- 吐き気や下痢を伴う
- 痛がって普段より触られるのを嫌がる
- 子猫・シニアの強い震え
猫は体調が悪くても隠す習性があるため、最終的には震えだけに惑わされないことが大切です。
■ まとめ:猫の震えは「寒さ」と「それ以外」を見分けることが最重要
猫が震える理由は
寒さ・病気・ストレス・興奮 とさまざまです。
寒さが原因なら
- 室温管理
- 寝床の改善
- 素材の変更
- 部分暖房
でほとんど改善できます。
しかし、
寒くないのに震える・震えが止まらない・元気がない
なら、病気の可能性が高いため早めの受診を。
震えは「危険のサイン」でもあるため、
普段の行動と合わせてしっかり観察してあげましょう。


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