猫と暮らしていると、「せっかく用意したごはん皿をひっくり返された」「水皿が倒れて床がびしょびしょになった」という経験をしたことがある飼い主さんも多いのではないでしょうか。猫が食器をひっくり返す行動は、単なるいたずらに見えますが、実は猫なりの理由や不満、環境へのサインが隠れていることが少なくありません。
この記事では、「猫が食器をひっくり返す」という行動について、考えられる原因と、今日から実践できる具体的な対策を調べて詳しく解説します!猫の気持ちを理解し、快適な食事環境を整えるヒントとしてぜひ参考にしてください。
猫が食器をひっくり返す主な原因
1. 食器が軽くて不安定
最も多い原因の一つが、食器自体の問題です。プラスチック製や軽量の食器は、猫が鼻先や前足で触れただけでも簡単に動いたり倒れたりします。特に食事中に食器が動くと、猫は「邪魔なもの」「安定しないもの」と認識し、ひっくり返してしまうことがあります。
2. 食器の形や深さが合っていない
猫はヒゲが非常に敏感な動物です。食器が深すぎたり、縁が狭かったりすると、ヒゲが常に食器に当たって不快感を覚えます。この「ヒゲ疲れ(ウィスカーストレス)」が原因で、食器に対して不満を感じ、前足でかき出したり、最終的にひっくり返す行動につながることがあります。
3. 食事内容への不満
フードの種類や鮮度、匂いが気に入らない場合も、猫は食器をひっくり返すことがあります。「これは食べたくない」という意思表示として、皿を倒したり、フードを床に落としたりするのです。特に急にフードを切り替えたときに見られやすい行動です。
4. 遊びや狩猟本能による行動
猫は本来、動くものに強く反応する動物です。食器が簡単に動くと、それをおもちゃのように感じてしまうことがあります。前足でチョイチョイと触り、動く様子を楽しんだ結果、ひっくり返してしまうケースも少なくありません。
5. ストレスや環境への不満
生活環境の変化やストレスも原因の一つです。引っ越し、家族構成の変化、騒音、多頭飼いによるストレスなどがあると、猫は問題行動として食器を倒すことがあります。この場合、食器をひっくり返す行動は、飼い主へのサインとも考えられます。
6. 水に対する警戒心
水皿をひっくり返す場合、水そのものに対する警戒が関係していることもあります。猫は本能的に、動かない水を不安に感じることがあります。水が新鮮かどうか確かめるために前足で触り、その拍子に倒してしまうのです。
猫が食器をひっくり返すときの対策
1. 重さがあり安定した食器を選ぶ
対策としてまず見直したいのが食器です。陶器製やステンレス製など、ある程度重さがあり、底が広いものを選ぶと倒れにくくなります。滑り止め付きの食器も効果的です。
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2. ヒゲに優しい浅め・広めの食器を使う
ヒゲ疲れを防ぐために、浅くて口径の広い食器がおすすめです。最近では「猫用ヒゲストレス軽減食器」として販売されているものもあり、食器を変えるだけでひっくり返す行動が改善することもあります。
3. 食事内容と与え方を見直す
フードが古くなっていないか、急な切り替えをしていないかを確認しましょう。新しいフードに切り替える場合は、今までのフードに少しずつ混ぜて、時間をかけて慣らすことが大切です。
4. 食器の置き場所を工夫する
床が滑りやすい場所や、人の往来が多い場所は避けましょう。静かで落ち着いて食事ができる場所に食器を置くことで、食器を倒す行動が減ることがあります。食器用のマットを敷くのも有効です。
5. 遊びや運動の時間を増やす
遊び不足が原因の場合、エネルギーが余って問題行動につながることがあります。食事前にしっかり遊んであげることで、狩猟本能が満たされ、食器で遊ぶ行動が減ることがあります。
6. 水皿は循環式給水器も検討する
水をひっくり返す場合は、自動給水器(循環式)を使うのも一つの方法です。常に水が動いているため、猫が安心して飲めるようになり、前足で触って倒す行動が減ることがあります。
うちでも使用しており、まず、水の重さがありずれることがありません。そして水が動くために給水量が増えます。Xで1週間検証したところ、以前の1.2倍程度給水量が増えました。とてもお勧めです。
我が家で使用しているものは、こちら(我が家の購入品が古いためかで、少し見た目が違うようです)
病気や異常の可能性はある?
基本的に、食器をひっくり返す行動はしつけや環境の問題であることがほとんどです。しかし、急に食器を倒すようになった、食欲が極端に落ちた、元気がないといった症状を伴う場合は、体調不良や病気が隠れている可能性もあります。そのような場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
まとめ
猫が食器をひっくり返す行動には、「食器が合っていない」「不満やストレスがある」「本能的な行動」など、さまざまな原因があります。叱るだけでは解決はしないため、原因を一つずつ見直すことが大切です。
食器の種類や置き場所を変える、食事内容や環境を整えるといった小さな工夫で、問題行動が改善するケースは多くあります。猫の気持ちに寄り添い、安心して食事ができる環境を整えてあげましょう。

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