「猫ってシャンプーしたほうがいいの?」「水が苦手なのに無理に洗って大丈夫?」
猫を飼っていると、必ず一度は悩む疑問だと思います。
実は、ほとんどの猫はシャンプーを必ずしも必要としません。動物病院でもあまり推奨はされませんでした。
しかし、一部の状況では シャンプーが健康維持に役立つケース もあるようです。
ここでは、
- シャンプーが必要なケース
- 不要なケース
- シャンプーをすることで飼い主側にあるメリット
を詳しく解説していきます。
■ 基本的に猫は自分で体を清潔に保つ動物
猫はもともと非常にきれい好きで、毎日のグルーミング(毛づくろい)によって
汚れ・皮脂・抜け毛を処理しています。
そのため、
健康で毛並みが整っている猫であれば、定期的なシャンプーは必須ではありません。
ですが、以下のような場合はシャンプーが有効または必要になることがあります。
■ シャンプーが「必要な」場合
① ひどい汚れや油汚れがついたとき
外に出る猫や、野良猫あがりの子は土や泥・油・猫自体の排泄物がついた場合に、
猫自身でのグルーミングでは衛生的ではなく、また取りきれないことがあります。
特に油汚れはベタつきが残りやすく、皮膚病の原因になることも。
こうした場合は、猫用シャンプーで優しく洗ってあげる必要があります。
② アレルギーや皮膚トラブルがある場合
- アレルギー性皮膚炎
- 皮脂の過剰分泌
- マラセチアなどの皮膚トラブル
これらは、獣医の指示のもと 薬用シャンプーでのケアが必要 になることがあります。
特に皮脂が多いタイプの猫は、洗浄することでかゆみや炎症を抑える効果がありますので動物病院で相談してみましょう。
③ 老猫・肥満猫でグルーミングが十分にできない場合
年齢が上がると体が硬くなり、
「背中」「お尻」「脇腹」などを舐められなくなる猫が増えます。
その結果、
- ベタつき
- フケ
- 体臭
が出やすくなります。
様々な理由で自力で清潔にできない部分は、部分的にシャンプーして補助してあげる必要があります。
④ 長毛種で毛玉ができやすい場合
特にペルシャ猫やノルウェージャンなどの長毛種は、
毛量が多くて湿気がこもるため、皮脂が溜まりやすく
毛玉や絡まりの原因になります。
定期的にシャンプーして皮脂を落とすことで、
毛玉の発生を抑え、ブラッシングがしやすくなります。
⑤ ノミ・ダニ対策として獣医が指示する場合
通常はスポット薬や飲み薬で十分ですが、
場合によっては 卵や汚れを落とす目的のシャンプー が必要となることもあるようです。
■ シャンプーが「不要な」場合
① 完全室内飼いで特に汚れていない場合
最も一般的なパターンです。
室内で生活し、健康でグルーミングもできている猫は、
基本的にシャンプーをしなくても問題ありません。
環境により一度もシャンプーしない猫も多くいます。
② 猫が強いストレスを受ける場合
水を極端に怖がる猫や、パニックになってしまう猫もいます。
無理に洗うと
- 心臓に負担
- 飼い主との信頼関係の悪化
- 脱毛(ストレスによる舐めすぎ)
などの問題が出る可能性も。
こうした場合は、
ドライシャンプー(泡タイプ)やペット用ウェットシート で十分です。
③ 子猫(〜生後3ヶ月)
体温調整が苦手なため、風邪をひくリスクが高いです。
汚れは濡れタオル、ウェットシートで拭く程度にとどめましょう。
④ 体調不良・怪我・術後の猫
手術後や病気のときは免疫が下がっているため、
シャンプーは基本的にNGです。
獣医に確認してからにしましょう。
■ シャンプーをすることで「飼い主側」にあるメリット
上記で書いたように猫にとってのメリットはもちろん、
飼い主にも大きなメリットがあります。
① 抜け毛が大幅に減り、部屋の清掃が楽になる
シャンプーで皮脂・抜け毛・フケを落とすことで、
その後の抜け毛が減ります。
- ソファ
- カーペット
- 布団
- 衣類
への毛の付着が減り、掃除がとても楽になります。ブラッシングで落ちない汚れも落ちていきます。
② 体臭が改善し、家の匂いも気になりにくくなる
普段は無臭に近い猫ですが、
- 老猫
- 太って届かない部位がある猫
などは、匂いがこもりやすくなります。
シャンプーにより体臭が軽減し、
家の匂い全体も改善されるメリット があります。
③ 皮膚状態の変化に気付ける
シャンプーのときは、よく観察しながら手で洗ってあげるため、
- しこり
- 皮膚の赤み
- フケ
- 傷
などをチェックしやすく、
病気の早期発見につながることがあります。
普段皮膚までしっかりと触らせてくれない猫でも、お風呂のタイミングなら触らせてくれるケースもあるかも?
④ ブラッシングが楽になり、毛玉予防になる
シャンプー後は毛がサラサラになり、
毛玉ができにくくなるため、ブラッシング時間が短くなります。
長毛種を飼っている場合は特に大きなメリットになるようです。
⑤ 猫とのコミュニケーション・信頼関係向上に繋がることも
水に慣れている子であれば、
シャンプーは一種の“スキンシップ”になり、
触れ合いの時間が増えて信頼関係が深まることもあります。
もちろん、慣れていない子の無理強いは禁物です。
■ まとめ:基本は不要。でも「必要な猫もいる」
猫のシャンプーは、
すべての猫に必須のケアではありません。
しかし、以下のような猫はシャンプーが役立ちます。
- ひどい汚れや油汚れがついた
- 皮膚トラブルがある
- 老猫・肥満でグルーミングが難しい
- 長毛種で毛玉ができやすい
- 獣医の指示がある場合
逆に、
健康でグルーミングできている室内猫なら、
無理にシャンプーをする必要はありません。基本的には、ストレスになりますので。
大切なのは、
猫の個性・体質・生活環境を見て判断すること。
無理のない方法で清潔を保ち、
猫も飼い主も快適に過ごせるケアを選びましょう。


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